薄毛遺伝子。

薄毛遺伝子の遺伝。よくそんな話を聞きませんか?
酷な話ですが薄毛の遺伝は本当に起きます。恐ろしい程に・・・
今回お伝えしたいのは薄毛の遺伝に関する真実のメカニズム。
それを理解した上で早期の対策が必要不可欠な事ですので
まずは下記をご覧ください・・

母方の父。
薄毛の遺伝を考えた時に、意外と真っ先に思い浮かぶのは父親の髪ではないでしょうか。
フサフサだから大丈夫
もしくは薄いから心配。
様々な葛藤があると思いますが実は!
薄毛の遺伝のカギを握っているのは「母方の父親」
すまり祖父(母方)になります。
その理由を後述致します。

X染色体
「X染色体」というのをご存知でしょうか?
中学の理科で習いましたが、忘れている人も多いかもしれません。
薄毛の遺伝の正体はこの「X染色体」の「質」によるものとわかっています。「X染色体」・・これが薄毛になりやすい質なのか、それともなりにくい質なのか。その違いにあるようです。

薄毛遺伝子
「X染色体」をもうすこし噛み砕いて説明します。
X染色体には先ほど挙げたとおり「質」の差があります。その「質」・・専門的な言葉で言うと「アンドロゲンレセプター」。直訳すると「男性ホルモン受容体」といいって、このアンドロゲンレセプターが人それぞれで変異が見られ、受容体(レセプター)の「感度の質」が高ければ薄毛に、低ければ薄毛になりにくいということが分かっています。
母方の祖父からの隔世遺伝

先ほど述べた「X染色体」を使った隔世遺伝を分かりやすく摸した表です。
母親は「X染色体」しかもっておらず、父親は「X、Y染色体」どちらも保有した状態にあります。
この「X染色体」のレセプターの質によっては薄毛が遺伝するのですが
「X染色体」を2つも保有する母親、娘の方が薄毛が進行するはず!と考えるのが普通ですが、「女性ホルモン」を多量に持つ女性はまず遺伝による薄毛はありえません。男性である「息子」に着目してみましょう。
実は「X,Y染色体」は両親から一つずつ遺伝するという特性があります
なので「息子」の場合「父親のY染色体」と「母親のX染色体」を引き継いで生まれるわけです。
薄毛遺伝子である「アンドロゲンレセプター」は「X染色体」の一つ。
なので「X染色体」を引き継ぐ元の「母親」からの遺伝になります。
父親からはY染色体しか引き継がない為、父親からの遺伝による薄毛はまずありえないことが分かります。
母方の祖父を見てハッとされた方は、それ相応のヘアケアと育毛が欠かせません。まずはそんな現状を自分でしっかりと照らし合わせていきながら、より効率的な対策をしていくのが理想です。